目次
ortofonの真髄SPUカートリッジ
こんにちは。ジャストフレンズです。
本日はortofonのMC型カートリッジSPUシリーズについて解説したいと思います。
デンマークで創業したortofonが日本で注目されたのは1959年から1960年頃からのようです。初期の頃はソニー商事・ヤマハが輸入、販売を行っており、1970年頃の代理店は「オーディオニクス」1970年代末には「ハーマン・インターナショナル」が扱うようになり、1987年8月1日から日本法人である「オルトフォン ジャパン」が引き継いだ形となっています。
SPUは、Stereo Pick-Upの略で、後に続くアルファベットでヘッドシェルの形状、針先の形を表しております。
ヘッドシェルの形状
ヘッドシェルの形状は細長いGシェルタイプと
四角い形のAシェルタイプの2つに分類されます。
型番の末尾にTが付くのはトランスを内蔵したモデルという意味で、この場合MCトランスがなくても使用出来ます。トランスが内蔵されていないカートリッジの場合は別途MCトランス、ヘッドアンプを用意して下さい。
スタイラスの形状は、丸針タイプのDIAM.17と
楕円針と呼ばれるEタイプ(ELLIPTICAL DIAMOND)があります。
丸針の場合、溝と針先が溝に深く入り込まないようになっているため、振動に耐えやすく、針飛びに強いとされています。
楕円針の場合はその名前のとおり断面は楕円の形をしており、レコードの溝を深く入り込んでトレースするのでレコード再生に理想的な針とされています。
SPUカートリッジバリエーション
SPU-GTE:トランス内蔵:楕円針(0.3×0.6mil)
SPU-GT:トランス内蔵:丸針(0.6mil)
SPU-GE:トランスなし:楕円針(0.3×0.6mil)
SPU-G:トランスなし:丸針(0.6mil)
SPU-AE:トランスなし:楕円針(0.3×0.6mil)
SPU-A:トランスなし:丸針(0.6mil)
以上、参考になって頂ければと思います。