LPレコードの価値は、誰が決める？市場が作り出す「流行」と「本当の価値」

こんにちは。ジャストフレンズです。

「うちにあるレコード、全部ゴミだと思ってたんですけど、これって価値あるんですか？」

「昔のレコードが急に高くなってるって聞いたんですけど、どういうことなんですか？」

最近、レコードについてこんな質問をいただくことが増えました。

昔は二束三文だったLPレコードが、今では数千円、数万円、ものによっては数十万円という信じられないような価格で取引されることがあります。

なぜ、こんなことが起きているのでしょうか？

それは、LPレコードの「中古市場」に独特なルールがあるからです。レコードの価値は、誰か一人が決めているわけじゃない。市場に参加するたくさんの人々の「熱」によって、常に変動しているんです。

今回は、そんなレコードの中古市場の仕組みと、あなたのレコードが持つ「本当の価値」を見つけるためのポイントをお伝えしたいと思います。

古いレコードを処分したいのですがゴミにするしかないのでしょうか？

「流行」が価値を決める？中古レコード市場の独特な動き

レコードの中古市場は、まるで生き物のように動いています。その一番の原動力となっているのが、「流行」です。

特定のアーティストが再評価されたり、映画やドラマの劇中で使われたりすると、そのレコードの価格は一気に跳ね上がります。

例えば、少し前にシティポップが世界的に人気になった時期がありましたよね。

その結果、竹内まりやさんや山下達郎さんなど、日本のシティポップアーティストのLPレコードが海外のコレクターの間で争奪戦になり、驚くような高値で取引されました。

これは、当時ほとんど見向きもされなかったレコードが、突然「トレンド」になったことで、価値が急上昇した典型的な例です。

あなたの家にあるLPレコードも、もしかしたら今まさに「流行の波」に乗って、価値が急上昇しているかもしれません。

しかし、流行だけでレコードの価値が決まるわけではありません。

レコード市場が持つ、もう一つの重要な価値基準。それが「稀少性」と「状態」です。

稀少性 → 生産枚数が少ない初回盤や限定盤、プロモーション用に作られた非売品など、手に入りにくいレコードは、常に高い価値を保ちます。また、海外でしか発売されなかった日本盤や、ジャケットのデザインが違うものなど、「コレクターズアイテム」としての価値も重要です。
状態 → レコードは、音を記録した溝に針を落として再生するため、状態が命です。盤面に傷や汚れがあったり、ジャケットが破れていたりすると、価値は大きく下がってしまいます。逆に、発売当時の状態を保っている「美品」は、驚くほどの高値で取引されます。

つまり、「流行の波に乗った稀少なレコードで、なおかつ状態が良いもの」が、レコード市場で最も高い価値を持つレコードと言えるんです。

「うちにあるレコード、どれが当てはまるんだろう？」

そう思いましたか？

それは、正直なところ、レコードを愛し、長年市場を見てきたプロにしか判断できません。

なぜなら、

ただ、一つだけヒントをお伝えします。

1960年のレコードにはとんでもないプレミアが付いているレコードもあります。有名なレコードで言えばビートルズのモノラル音源のレコードは大変貴重です。

また、現在、レコード市場ではオリジナルと再発のレコードがあり、オリジナルのレコードが高値で取引されております。

古いレコードコレクターの中にはモノラル音源しか聞かないマニアの方もおられます。ジャズの名盤には、何度もリマスターされたレコードが多いですが、やはりオリジナルの米国盤が高値で取引されております。

「昔のレコードなんて、ただのガラクタだと思ってた…」

そんな風に思っている方も、たくさんいらっしゃいます。でも、そうやって埃をかぶって忘れ去られていたレコードの中に、とてつもないお宝が眠っていることが、この業界ではよくある話です。

もし、ご自宅に「もしかして？」と思うLPレコードがあるなら、ぜひ一度、私たちに見せていただけませんか？

あなたにとってはただの「古いレコード」かもしれませんが、僕たちにとっては、その一枚一枚が持つ「歴史」であり、「価値」です。

あなたの大切なレコードが持つ、本当の価値を、僕たちが責任を持って見つけ出します。

どう処分していいのかわからないとお困りでしたらお気軽にご相談ください。