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TANNOY ⅢLZ Monitor RED
1961年発売、タンノイ社の歴史的銘ユニットⅢLZ Monitor REDが入荷致しました。フレームのフランジ部分が幅広く初期型タイプのユニットになります。デュアルコンセントリック型25cmユニットでコーン紙のセンターキャップは黒で、さらに初期型には飴キャップといわれるユニットも存在しております。
タンノイⅢLZは、初期モデルから年代順に、外観、構造ともに大きく変化していきます。初期の15ΩのインピーダンスのユニットとゴールドシリーズになったユニットとHPDユニットと大きく分けて3度変化しました。
TANNOY IIILZ in Cabinet(Chevening)
ボイスコイルインピーダンスが15Ωの初期の頃には、他の38cm型(モニター15)、30cm型(モニター10)があります。ⅢLZの定格を調べてみると、25cm型としてはウーファーのf0が35Hzであることが特徴でこの頃の他の製品と比べ、比較的小型なエンクロージャーで十分な低音を再生するという目標があったと推測されます。
幻のコーネッタ
ステレオサウンド 39号(1976年6月発行)「マイ・ハンディクラフト タンノイ10″ユニット用コーナー・エンクロージュアをつくる」の企画によりこの世に具現化された幻のコーネッタです。ステレオサウンドの愛読者の強い思いによって実現しました。
本来「コーネッタ」という名前のスピーカーシステムは、本家イギリス・タンノイでは発表されていないスピーカーでアメリカ・タンノイでのみ造っているモデルでした。
※コーネッタオリジナルはレクタンギュラータイプ
タンノイ製品のアメリカ市場におけるマーケティングとエンクロージャーの製造を目的に、ニューヨーク州ロングアイランドに設立されたタンノイ(アメリカ)社です。
このステレオサウンドの企画ですが、ダイヤトーンの名機2S-305の制作で有名な三菱電機郡山製作所の協力の基、制作されました。制作記事はこちらの書籍に掲載があります。
「幻のコーネッタ」スピーカー in ⅢLZ Monitor RED をご紹介させて頂きました。