こんにちは、ジャストフレンズです。
「これ、買ったときは50万円くらいしたんですけど……」
オーディオの査定をしていると、こう言われることがあります。
もちろん、お客様も「50万円で買ったんだから、50万円で買い取ってほしい」と思っているわけではありません。
中古になれば価格が下がることもわかっている。
発売から年数が経っていることもわかっている。
それでも、実際に査定額を聞いてみると、
「そんなに安くなってしまうんですね……」
と、なんとも言えない気持ちになる。
これ、金額だけの問題ではないと思うんです。
高かったものを「安いもの」として扱われたくない
たとえば、30年前に50万円で買ったアンプがあったとします。
50万円という金額だけを見ても、決して安い買い物ではありません。
でも、そのオーディオを買ったときのことを考えてみてください。
雑誌を何冊も読んだかもしれません。
何度もお店へ足を運んで、いろいろな機種を聴き比べたかもしれません。
「こっちのほうがいいかな」
「いや、もう少し頑張って上のモデルを買おうかな」
そんなことを考えながら、ようやく決めた一台だったかもしれません。
そして家に届いた日は、いつも聴いていたレコードやCDを、もう一度最初から聴き直した。
「あ、この音、今まで聞こえてなかったな」
なんて思ったこともあったかもしれません。
そうやって何年、何十年と使ってきたオーディオです。
だから査定額を聞いたときに、
「50万円もしたのに……」
と思ってしまうのは、ある意味当然だと思います。
単純に購入価格と査定額を比べているわけではないんですよね。
自分が悩んで選んだもの。
大切に使ってきたもの。
自分にとって価値があったもの。
それを「今は○万円ですね」と言われる。
そこで少し寂しくなるんです。
ただ、購入価格と現在の価値は別のものです
一方で、買取店は購入時の価格だけで査定額を決めることができません。
中古オーディオには、その時々の市場があります。
今でも探している人が多い機種もあれば、当時は非常に高価だったものの、現在はそれほど需要がない機種もあります。
逆に、
「これ、そんなに高いものじゃなかったんだけどな」
という機器に、意外な価格がつくこともあります。
つまり、
「高かったもの=今も高い」
とは限らないんです。
ここは、オーディオを売るときに少しわかりにくいところかもしれません。
家や車であれば、なんとなく「年数が経てば価値が下がる」という感覚を持っている人も多いと思います。
ところがオーディオは少し特殊です。
古くても人気のある機種があります。
生産終了後に評価が上がった機種もあります。
海外で需要のある機種もあります。
反対に、当時の定価は高くても、中古市場ではそれほど動いていない機種もあります。
だから私たちは、
「当時いくらだったか」
だけではなく、
「今、このオーディオを欲しいと思っている人がどれくらいいるのか」
も見ながら査定しています。
だからこそ、査定額だけ伝えて終わりにしたくない
ここは、私たちが査定するときに大切にしているところでもあります。
たとえば、
「5万円です」
と言われるのと、
「当時かなり高価だった機種ですが、現在の中古市場ではこのくらいで取引されています。そのため今回は5万円という査定になっています」
と言われるのでは、同じ5万円でも感じ方は違うと思うんです。
もちろん、説明されたから査定額が高くなるわけではありません。
でも、
「なんでこの金額なんだろう?」
というモヤモヤは減らせます。
逆に市場で評価されている機種なら、
「これ、今でも探している方が多いんですよ」
とお伝えすることもあります。
すると、
「え、まだそんなに人気あるんですか?」
と驚かれることもあります。
オーディオの価値は、持っている本人には意外とわからないものです。
毎日家に置いてあれば、なおさらです。
自分で「このくらいだろう」と決めなくて大丈夫です
長く使っていないオーディオを見て、
「もう古いから大した値段にはならないだろう」
と思っている方もいます。
反対に、
「かなり高かったから、それなりの値段になるはず」
と思っている方もいます。
どちらも自然なことです。
ただ、それを自分で判断する必要はありません。
査定してみたら、思っていたより高かった。
もちろん、反対のこともあります。
大切なのは、その金額だけを見て、
「高い」
「安い」
と判断することではなく、
なぜ今、その価値になっているのかを知ることだと思います。
そのうえで、
「この金額なら売ろう」
でもいい。
「だったら、もう少し自分で使おう」
でもいい。
「子どもに残しておこう」
でもいいんです。
査定額は、オーディオを手放すかどうかを決めるための判断材料のひとつでしかありません。
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「売らない」という選択肢が、一番得になることもあります。
査定額が、そのオーディオの価値のすべてではありません
これは最後にお伝えしておきたいことです。
30万円で買ったオーディオの査定額が3万円だったとしても、
そのオーディオの価値が「3万円しかなかった」ということではありません。
10年、20年と音楽を楽しませてくれたこと。
欲しくて何度もカタログを眺めたこと。
初めて音を出したときに感動したこと。
そういうものまで中古市場が値段をつけているわけではないからです。
査定で出せるのは、
今、中古市場で売買されるものとしての価値。
そこは分けて考えていいと思っています。
だから、
「50万円もしたのに、今はこれだけなんですね」
と少し寂しく感じる必要もありません。
その50万円で買ったオーディオから、何年も好きな音楽を楽しんだのであれば、その時間まで安くなったわけではありません。
そして、もし手放すことを決めたなら。
今度はそのオーディオを探している誰かのところで、また音を鳴らしてもらう。
中古オーディオを売るというのは、単に古いものをお金に換えるだけではなく、そんな次の使い手へ渡すことでもあると、私たちは思っています。
もし、オーディオを手放そうとお考えだったら、ご相談だけでも結構です。
お気軽にご連絡ください。
