2S-305モニタースピーカーの家庭用スピーカー

DIATONE 2S-305Dは、ダイヤトーン・スピーカーで有名だった三菱電機が、NHKと共同で開発したスタジオモニタースピーカー2S-305を家庭用にデザインチェンジしたスピーカーシステムです。放送用のモニターが主たる設計目標であったが、当時の日本ではNHKの「お墨付き」という技術的権威に裏付けされたエリート・システムであり、いまでは想像できないほどの君臨振りで、録音スタジオなどでも広く使われ、信頼度の高いスピーカーでした。

2S-305の人気が非常に高く、部屋との調和を考えてウォールナットのツキ板を貼ったこの305Dが発売されました。305Dは、2S-305とエンクロージャーの設計が少し違いよりコンシューマー向けに合わせられています。

PW-125 ウレタンスポンジ2S-305同様に低域には30cmコーン型ウーファーPW-125を搭載しており、このユニットはフィックスドエッジの上にウレタンが貼ってあります。こちらは販売前に当店にて新品に交換させて頂きました。

経緯年劣化したウレタンのままですと、エッジ共振が聞こえてしまい中高域の繋がりが悪くなります。ウレタンエッジ部は共振音を押さえるための設計のようです。