こんにちは。ジャストフレンズです。

スピーカーの査定で、

「ちゃんと2本あります」

と言われることがあります。

もちろん、左右そろっていることは大切です。

ただ、査定する側は「2本ある」ということだけを確認しているわけではありません。

左右の状態。

使われているユニット。

キャビネットの状態。

修理歴。

機種によってはシリアル番号なども確認します。

スピーカーは、同じものが2本置いてあれば必ず同じ価値になるほど単純ではありません。

今回は、少しマニアックですが、査定の現場では意外と大切な「左右の話」をしてみたいと思います。

一見すると同じでも、中身が違うことがあります

例えば古いスピーカー。

正面から見ると左右ともきれいです。

メーカーも同じ。

型番も同じ。

ところがよく見ると、片側だけウーファーが交換されていることがあります。

エッジを張り替えている場合もあります。

ツイーターだけ違う年代のものになっているケースもあります。

長年使われてきたスピーカーですから、途中で修理されること自体は珍しくありません。

問題は左右の状態に大きな違いがある場合です。

スピーカーは基本的に左右で音を作ります。

そのため中古品として次の方へ販売するときも、

「左右でどの程度状態がそろっているか」

は大切な確認ポイントになります。

片方だけきれいに直せばいい、というものでもありません

例えば片側のエッジが破れてしまった。

そこで片側だけ修理した。

使用する上では、それで問題なく感じる場合もあります。

ただ、査定ではもう片側も確認します。

左右で修理時期が違う。

使用されている材料が違う。

片側だけユニット交換されている。

こうした違いがあれば、その内容を踏まえて評価します。

ここで勘違いしてほしくないのは、

「修理していたらダメ」

という意味ではありません。

長く使っているスピーカーなら修理歴があることも当然あります。

分かっている範囲で教えていただければ、それで十分です。

シリアル番号を見ることもあります

ヴィンテージスピーカーや一部のモデルでは、左右のシリアル番号を確認することがあります。

番号が近いもの。

もともと同じ時期に組み合わされたもの。

こうしたことを気にする愛好家もいます。

ただし、すべてのスピーカーで「連番だから高い」「番号が離れているから価値がない」という話ではありません。

メーカーやモデルによって考え方は変わります。

大切なのは、シリアル番号だけを見ているのではなく、そのスピーカーがどういう状態で一組になっているのかを見ることです。

だから私たちは、査定するときに左右を別々に確認します。

遺品整理で、片方だけ先に処分してしまうケース

少し注意していただきたいことがあります。

実家の片付けや遺品整理などで、大きなスピーカーが2本出てきたとします。

「邪魔だから、とりあえず1本だけ処分しよう」

これはできれば査定の前にはしないでください。

左右そろって初めて商品として評価しやすいスピーカーはたくさんあります。

同じように、

「片方が壊れているから、壊れている方だけ捨てました」

というのも少し待ってください。

壊れていても修理できるかもしれません。

部品として価値が残っている場合もあります。

片方だけになった瞬間に、残ったもう一方の扱いが難しくなることもあります。

分からないときは、まず2本ともそのまま見せてください。

スピーカーの査定は、左右を比べる仕事でもあります

スピーカーを見るとき、私たちは片側だけを見て終わりにはしません。

左右を見比べます。

コーン紙の色。

ユニット。

エッジ。

ネット。

キャビネット。

端子。

鳴り方。

ずっと同じ部屋で使われてきたはずなのに、左右で状態が違うこともあります。

片側だけ窓際だった。

片側だけ日が当たっていた。

片側だけ壁際で湿気の影響を受けていた。

そんな使われ方まで見えてくることがあります。

オーディオは面白いもので、何十年も使われていると、使われてきた環境が機器に残ります。

だから査定は、型番を調べて相場を出すだけでは終わりません。

目の前の一組が、今どんな状態なのかを見る必要があります。

もしご自宅に古いスピーカーがあり、片側が壊れている。

左右で少し状態が違ったり、修理した記憶がある。

そんな場合でも、ご自身で「これはダメだ」と判断する必要はありません。

2本そろっているのであれば、まずはそのままご相談ください。

そのスピーカーがどんな一組なのか。

そこから確認させていただきます。

ご相談だけでも結構です。

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