第3回:だれでも簡単!オーディオ入門 初級編

こんにちはジャストフレンズです。オーディオ初心者向けにオーデオの基本を色々とお伝えしています。今回第3回目レコードプレーヤーについて掘り下げていこうと思います。オーディオの事を知ってもらい、楽しい音のある生活を広げていければと思いBlogにしています。少しでもお役に立てれば嬉しいです。

レコードプレーヤー

アナログレコードを再生する機器です。最近ではDJ用語からターンテーブルと呼ぶこともありますね。基本的な構造としては、レコードを載せて回転させるターンテーブル、レコード表面の音溝の振幅を拾うピックアップ(電気信号に変換する機能も含む)針とも言い、ピックアップ部が取り付けられたトーンアームがあります。そして、レコードプレーヤーから来た信号はとても微弱なので、アンプで増幅して最終的にスピーカーで人間に聴こえるくらいの音になります。接続方法は、大抵のレコードプレーヤーにはRCAケーブルとアースケーブルが付いており、それをアンプのPHONO入力端子に接続し、アース(GND)も接続します。PHONO入力はアンプ内にフォノイコライザー回路があるので、レコード専用と覚えてください。そしてアース線をアンプ側に接続し忘れるとハムノイズが発生します。これはレコードプレーヤーのモーターから発生するノイズがスピーカーに伝わって聴こえます。ハム(Ham)=蜂の羽音(ブーン)の事です。アース線は適切にアンプ側につなぐことが重要です。そしてレコードプレーヤーの設置方法も重要です。しっかりとした床やラックに水平に設置してください。水平器を使って正確に水平を出しましょう。傾いていると音に影響する可能性がある為、適正に設置、接続をすれば素晴らしいアナログの音が楽しめます。

レコード針(カートリッジ)

レコード表面の音溝の振幅を、電気信号に変換する装置です。フォノカートリッジともいい、音溝をトレースする針先(スタイラスチップ)と、これを支えるカンチレバー、カンチレバー後端に置かれる発電コイル、信号出力用の接点(ピン)で構成されています。ステレオの場合は、出力ピンが4本 (L+/L-/R+/R-)、モノラルの場合は2本 (+/-) となります。ただし、普及型レコードプレーヤーなどで、カートリッジ部分がトーンアームと一体となっていて交換できないものもございます。そして、発電方式によってMM (Moving Magnet) 型とMC (Moving Coil) 型と大きく二つに分けられます。

MM型:レコード針の根本の磁石が動くことで発電する方式(SHURE V15TYPEⅢ/PICKERING NPシリーズ/Technics EPCシリーズ他)

MC型:レコード針の根本にコイルが巻いてありコイルが動くことで発電する方式(DENON DL-103,DL-S1/Ortofon SPU/audio-technica AT33PTG他)

MC型の方が、繊細で高音質とされますが、カートリッジ全体の交換となるため、交換時の費用はMC型のほうが大きく高価となる。対してMM型は針先のみ交換できるのでコスト的にみるとMM型の方が安価で取り付けも簡単です。大体のプリメインアンプはMM型対応になっています。そして、取付方法はMM型もMC型も同じでカートリッジにつけて、それをトーンアームに接続いたします。レコードの音溝に対して垂直や水平を守って接続してください。音溝というと分かりづらいのでレコード面に対して垂直、水平を守って下さい。こちらも音に影響する重要な部分になります。その他、針圧も針によって適正針圧が必ずございますので説明書やネット等で調べて過重がかからないようにしましょう。針圧がかかりすぎるとと針の寿命が短くなりますし、レコード盤に悪影響です。

トーンアーム

トーンアームはカートリッジがレコードの音溝を正確にトレースするためカートリッジのバランスを保持し、針に一定の圧力(針圧)をかけるための装置です。軸受けにベアリングを用いたり、アームの端にウエイトをつけることで水平・垂直のバランスを取りながら音溝をトレースします。トーンアームには様々な形状がありそれによって音が変化するので、カートリッジやヘッドシェルなどとの組み合わせの中で好みの音を調整してください。


トーンアームにも色々種類があり一般的なのはショートアームになります。大半のレコードプレーヤーにはトーンアームが元々ついていますので、初級者は備え付けのアームを利用することをお勧めいたします。

インサイドフォース

回転するレコード盤にカートリッジを落とすとインサイドフォースと呼ばれる、内側に向かって行こうとする力が発生します。 音をとび越したりすることを回避するために、インサイドフォースキャンセラー(アンチスケーティング)と呼ばれる外側にウエイトがかかる機構で調整します。針圧と同じ重さをかけて下さい。

ターンテーブル

レコード盤を水平に載せて一定速度で回転する回転台で、台の部分をプラッターもしくはターンテーブルといいます。一般に使われる回転数は、33 1/3(LP盤)・45(EP盤)になります。
この回転数とは1分間にレコードが何回転するかを表しています。回転は高速の方が安定しますし、1秒間に再生される溝が長くなり、より繊細に表現できるため、再生クオリティの向上に繋がります。その分、収録可能時間は制約されてきます。33 1/3回転の場合には回転スピードが遅い分、45回転よりも収録時間を長くすることができます。その分、音量や繊細さは制限されてきます。従って一般的に、シングルは45回転、アルバムは33 1/3回転が好ましいとされています。
33回転:7インチ/片面6分まで 12インチ/片面20分まで
45回転:7インチ/片面4分まで 12インチ/片面11分まで

レコードプレーヤーは大きく3つに分けられましたね。ターンテーブル部(回転部)、トーンアーム部、カートリッジ部(針)はじめは、レコードプレーヤーってだけで訳が分からなくなる思いますが、基本的な事を理解さえすればあとはアンプに接続しアンプからスピーカーに接続すれば、柔らかいアナログの音を楽しむことができます。諦めずに是非良い音でレコードを聴いてほしいです。前にも話しましたが、アンプ、スピーカー内臓の一体型のプレーヤーも中にはございますので、こちらは電池でも動作するので野外などで簡単に聴くことができ大変便利なプレーヤーです。

その他にも、最近では高品位なアナログレコード再生と、その音をDSD5.6MHzなどのハイレゾフォーマットでPCに録音・保存ができるプレーヤも発売以来コンスタントに売れ続けています。所有のアナログ盤をハイレゾ化できるのは大きな魅力です。

フォノイコライザーとMC昇圧トランス

次に、PHONO回路がないアンプはどうすればよいのでしょうか?それを解決してくれるのがフォノイコライザーとMC昇圧トランスになります。通常PHONO入力があるアンプにはフォノイコライザーが内蔵されておりますので、普通に接続すればOKですが、PHONO入力がないラインアンプはフォノイコライザーが必要となります。さらにMCカートリッジを使用の場合はMC昇圧トランスが必要になります。簡単に図で説明いたします。


MC昇圧トランス:MCカートリッジからの電気信号をトランス(変圧器)を使って昇圧させる機器です。コイルの巻数比を利用して電圧を上げるため、電源不要で力強い音質となります。MCカートリッジはMMカートリッジに比べ電圧が低いため電圧を上げる必要がある為です。

ヘッドアンプ:こちらも同じですが、MCカートリッジからの電気信号をトランジスタを使って昇圧させる機器になります。電源が必要ですが、フラットでレンジの広い音質となります。

フォノイコライザー:レコードに音溝を彫る場合、音の周波の幅がそのまま反映されるため、低音と高音で音溝の幅が変化します。その状態で音溝を彫ると、溝と溝のピッチが変化して一定の記録ができなくなります。そのため、実際にレコードを記録する際には低音を減衰、高音を強調した状態RIAAカーブで記録します。 この状態で記録された音を元の状態で再現させる装置をフォノイコライザーと呼びます。
因みに、MM型のカートリッジでPHONO入力がないアンプの場合は、フォノイコライザーが必要になります。MC型のカートリッジでPHONO入力がないアンプの場合は、昇圧トランスとフォノイコライザーが必要になります。順番はMCカートリッジ→昇圧トランス→フォノイコライザー→アンプとなります。

アクセサリー

レコードプレーヤーには、色々なアクセサリーがございますのでご紹介致します。

レコードクリーナー:レコードの盤面のホコリ、ゴミを除去する道具です。レコードの溝に合わせてクリーニングして下さい。

アナログレコード専用クリーニングスプレー:クリーニング効果が高く、静電気の発生も抑えます。レコードのパチパチと聴こえるノイズは実はゴミではなく静電気なんです。

レコード針洗浄液/スタイラスクリーナー:針飛びや音質劣化の原因となる針先の汚れを取り除く洗浄液です。

ディスクスタビライザー:レコード盤をターンテーブルにしっかり固定し、不要な共振を抑え音質を向上させます。

ストロボスコープ:ターンテーブルの回転速度をチェックするストロボスコープです。最近のプレーヤーには内蔵されているものが多いですが、内蔵されていないプレーヤーにはこちらのストロボスコープを使用します。日本国内は地域によって周波数(50Hz/60Hz)が変わりますのでご注意下さい。

最近ではアナログレコードが見直されてきておりブームとなってきています。昨今流行のイヤフォンとポータブルプレイヤー、スマホなども好きな時に好きな場所でボタンひとつで音楽が聴けとても便利な時代ですが、なんだか味気ないと感じる人達が増えてきています。主要なスペックはどれもデジタルの方が優れているのに、アナログレコードの音が心地よいと感じるのは人はスペックで音楽を聴いているのではないという事ですね。棚からレコードを選びレコードをプレーヤーに置き、クリーナーで盤面をみがきスタビライザーを乗せ針をおろす、椅子に座ってスピーカーと向き合い真剣に音楽を楽しむ。そんな一連の動作や接し方が最近は支持されています。アナログプレイヤーの新製品も色々登場していますし、アナログレコードの生産枚数もここ数年急上昇しております。ハイレゾフォーマットでPCに録音・保存できるレコードプレーヤーや、アンプ、スピーカー内蔵のポータブルプレーヤーも発売しており大変便利になってきています。このようにレコードプレーヤーだけでもたくさんの事がございますしまだまだ奥が深いです。基本を理解できれば後は自分好みの音にカスタマイズしていくだけですので、諦めず良い音を自宅で聴けるようにチャレンジしてみてください。

次回はMDプレーヤー、チューナーについて色々と掘り下げていきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。