スピーカーの種類

一言にスピーカーと言っても、様々なオーディオメーカーから発売されており値段もさることながら形状や大きさが異なります。どのスピーカーにも良い部分や特徴が違い、音質にも影響します。それではなにを基準にスピーカーを選べばよいでしょうか?ここではまず、スピーカーの種類から見ていきましょう。

ブックシェルフスピーカー

ブックシェルフスピーカー
小型~中型のスピーカー。本棚に収めたり、机やサイドボードなどの上に置いたりといった比較的自由な設置を考えたものです。一般的なスピーカー全般はブックシェルフスピーカーです。寝室やマンションで大きな音が出せないなど、環境的な条件で一番多く販売されているスピーカーです。

トールボーイスピーカー

トールボーイスピーカー
トールボーイ型のスピーカーとは、背が高く、幅の狭いエンクロージャを持つスピーカーである。脚台があって床置き出来るものが多いので、その意味ではフロア型であるが、従来のフロア型がそれなりの幅と奥行きのある大きなものであるのに対して、箱よりは棒に近い外見を持つものをこう呼ぶ。

大型スピーカー

JBL Project EVEREST DD67000
各メーカーのフラグシップモデルのスピーカーなど高級スピーカーが多い。高級なスピーカーになるとスピーカの口径も大きくなり、大型のスピーカーとなります。エンクロージャーの設計はスピーカーの設計上、最も重要な要素です。

パワードスピーカー

パワードスピーカー
アンプ内蔵のスピーカーで、モニタースピーカーによく用いられます。通常のスピーカーは別途、専用のアンプが必要ですが、パワードスピーカーの場合アンプが必要ありません。

PAスピーカー

PAスピーカー
業務用のスピーカーで主に録音スタジオやライブハウスで使用するスピーカーです。耐久性がつよくスピーカーの最大入力も大きくダイナミックな音が出ます。

実際にスピーカーを選んでみよう

実際にスピーカーを選ぶ時の優先順位など、当店でお客様からよくある判断基準を見ていきましょう。

JBL 4312D スピーカー

部屋の大きさ

スピーカーを選ぶ前にスピーカーを実際に設置する場所を決めます。当店には「居酒屋を開店するので店内BGM用のスピーカーが欲しい」というお客様から「自宅にオーディオルームを作ったので新しいシステムが欲しい」など様々な相談が寄せられますが、まずは設置場所によってスピーカーのサイズを検討しましょう。最近ではサラウンドシステムをお使いの方も多く、設置場所の面からトールボーイスピーカーを選択されるお客様が多いですが音質面から言いますと、ユニットの口径が小さいため自然な低音が出にくいというデメリットがあります。

音楽のジャンルによるスピーカーの選び方

一般的によく言われる傾向はジャズのようなアメリカで発祥した音楽はお国柄が良く出ておりその土地のシステムがよく合います。有名なメーカーではJBLのスピーカーがジャズには相性が良いです。

クラシック音楽はヨーロッパが発祥でジャズとの大きな違いはハーモニーが大切で響きのよいスピーカーが良く合います。TANNOYのスピーカーはクラッシック愛好家に良く好まれるスピーカーです。

その他にも聴かれる音楽の年代が特に重要でレコードを聴かれるのであれば、古い時代のスピーカーが特に合います。今のスピーカーはデジタル音源が基準となりレコードでの視聴に関してはチューニングを行っていないように感じます。逆に今の音源、ハイレゾなど聴かれるお客様は最新型のスピーカーが合います。

スピーカーのセッティング

スピーカーは置き方ひとつでガラリと変わる

スピーカーシステムと部屋の関係は、スピーカーユニットとエンクロージャーとの関係に似ていて、同じスピーカーでも部屋とセッティングにより音はガラリと変わります。