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第4回:だれでも簡単!オーディオ入門 初級編
こんにちはジャストフレンズです。オーディオ初心者向けにオーデオの基本を色々とお伝えしています。今回第4回目MD(ミニディスク)について掘り下げていこうと思います。オーディオの事を知ってもらい、楽しい音のある生活を広げていければと思いBlogにしています。少しでもお役に立てれば嬉しいです。
MD(ミニディスク)
ミニディスクとは、ソニーが1991年に発表し、翌年の1992年に製品化したデジタルオーディオの光学ディスク記録方式、および、その媒体である。略称はMD(エムディー)。MDは直径64mm・厚さ1.2mmのディスクが横72mm、縦68mm、厚さ5mmのカートリッジに封入された構造になっている為、傷やほこりが付きにくく取り扱いが容易でした。ディスクには再生専用ディスクと録音用ディスク、ハイブリッドディスクの3種類が規定されおり、2000年代以降に流通しているディスクはほとんどが録音用ディスクである。当時CD-Rがまだ普及していなかったCDに対して、録音可能という大きなメリットがあり、歩行時の衝撃などでの音飛びも少なかった。また、当時の録音メディアの主流であったカセットテープに対しては、曲のスキップが可能で物理的にコンパクトという決定的なメリットがあった。登場当時に学生や新入社員などであった世代であれば青春の音楽をCDからダビングしたMDと共に過ごした記憶があるのではないでしょうか。しかし、音圧圧縮によりCDと比べて基本的に音質や情報量が劣っており、特に登場当初はエラー修正に容量を割いていたため記録量が半分しかなく、競合規格のDCC以上にオーディオマニア層に嫌われました。さらに複製がCDや音楽テープよりも面倒で、複製できても音質がCDからダビングしたものよりも劣っていました。やがてPCの普及と共にネット・オーディオが徐々に浸透していきipodなど半導体媒体の登場により磁気テープや光ディスクといった携帯にかさばるソフトが不必要になってきたのです。当然、需要が減り製品を作る必要性がなくなったわけです。
が、しかし半導体と違いテープやディスクは記録媒体としてきちんと「形」があるのでライブラリーにはもってこいで過去に録音した貴重な音源も個別に保存できます。そうした音楽ファンの根強い需要があるのも確かですが、思い出のディスクを聴き返したくても再生できる製品がほとんどありません。しかし、ティアックは、例外製品を作り続けているブランドでもあります。良い録音をしてあるものや思い出のメディアを聴き続けられるようにしておきたいと今現在も生産し続けています。それが『TEAC MD-70CD』MD対応デッキです。
MD対応デッキ「MD-70CD」は日本唯一、おそらく世界でも唯一の現行製品です。当時レンタルCDをMDにダビングしてマイベストを作ったり、曲名を一文字ずつ小さな液晶とリモコンのボタンとかで入力したディスクとかが手元にあるわけで、そのMDそのものを再生したいというユーザーさんが結構いるみたいです。
ティアックは録音を見捨てないという信念があり、ハードウェアの他にアーカイブのサービスも行っています。カセットテープやDAT、MDからのアーカイブにも対応し、レベル調整やノイズ補正、切れたテープの補修やカビやベタつきを低減させる熱処理など、ユーザーの方では難しい作業も行っているみたいです。データ形式としては192kHz/24bitやDSDにも対応しています。基本料金(80分CD-Rへのアーカイブ1枚分)としては、税抜でカセットテープが1本1,500円、MDを含む他のメディアが1本3,000円。ご依頼数量が多い場合は別途割引等もあるみたいです。もし思い出のカセットテープやDAT、MDをアーカイブしたい方は、ティアックカスタマーソリューションズ(株)まで問い合わせしてみては如何でしょうか。
MDプレーヤーもCDプレーヤーと同様、アンプへの接続は簡単で誰にでもできます。
今回は、「MDは何故普及しなかったのか?」についてお話いたしました。お読みいただきありがとうございました。