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JUST FRIENDS 修理レポート:Sansui AU-607 片チャンネル無音と電源基板修理
こんにちは。オーディオ専門店 JUST FRIENDS です。
今回は、お客様よりお預かりした Sansui AU-607 の修理内容をご紹介いたします。
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お預かり時の症状
お客様からのご相談は「突然、片チャンネルの音がまったく出なくなった」という内容でした。
電源は入り、保護リレーも解除される状態でしたが、片側のスピーカーからは音が出ません。
AU-607の特徴(左右独立電源)
AU-607は、電源が左右チャンネルで独立した構成になっており、電源トランスも2基搭載されています。
この構成のおかげで、片側に異常が出た場合でも「どちら側に問題が集中しているか」を比較的追いやすいのが特徴です。
電源基板のヒューズ切れを確認
内部点検を進めると、無音側チャンネルの電源基板ヒューズが切れていました。
ヒューズを同定格の新品に交換しても、通電テストで再び切れてしまう状況が続きました。
この時点で、無音側の電源ラインで過負荷が起きている可能性が高いと判断し、電源基板の点検を重点的に進めました。

ブリッジ整流回路のダイオード不良
AU-607の電源基板では、4つのダイオードでブリッジ整流回路を構成し、交流を直流に変換しています。
点検の結果、この4つのうち1つのダイオードが断線しており、電気が正常に流れず、直流電源を安定して作れない状態になっていました。
今回は断線が1個でしたが、整流回路はバランスで動作するため、他のダイオードにも負担がかかっている可能性があります。
そのため、ブリッジ整流回路のダイオードは4個まとめて交換する方針としました。
修理作業と動作確認
- 電源基板のヒューズ(無音側)を同定格の新品へ交換
- ブリッジ整流用ダイオード4個を新品へ交換
- 周辺の接続部、ハンダ状態を再確認(接触不良や劣化がないかチェック)
- 通電後、ヒューズが切れないこと、電源が安定していることを確認
ここまでの作業で、電源が正常に復帰し、片チャンネル無音の原因となっていた電源系の異常を解消できました。
DCオフセット調整
電源回復後は、アンプの基本調整を行います。まず DCオフセットの確認と調整です。
ほぼ0.00mV と安定しており、良好な状態になりました。

バイアス電流の再調整
続いて、バイアス電流の再調整を行い、規定条件で安定するところまで追い込みます。
調整中の測定では、規定値の約20mV を表示しており、バイアス電流の安定化を確認しました。

最終チェック
調整後はヒートラン(時間をかけて温まった状態)でも数値が安定していることを確認し、音出しチェックを行いました。
片チャンネル無音は解消し、左右とも正常に出力される状態まで復帰しました。
なお、今回の修理費用は 16,500円(税込)にてご対応させていただきました。
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まとめ
今回は、片チャンネル無音の原因を追っていった結果、無音側電源基板のヒューズ切れと、ブリッジ整流回路のダイオード断線が確認できました。
整流回路のダイオードを4個まとめて交換、念のために反対チャンネルのダイオードも同じ規格の物に交換致しました。DCオフセット調整とバイアス電流の再調整まで実施したことで、安定動作を確認できました。
お預かりした大切な機材を、安心してお使いいただける状態に整えるのが私たちの仕事です。
ご依頼いただき、誠にありがとうございました。
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