DENON S1シリーズ

DENONは、1993年にDP-S1(CDトランスポート)/ DA-S1(D/Aコンバーター)を発売。今ではDenonプレーヤーの代名詞ともなったアナログ波形再現技術「ALPHA Processing」はこのモデルで開発されました。当時は20bit補間技術です。

“S1”は、“Sensitive One”を意味しています。音楽を心から愛する全国のオーディオファン、ハイエンドユーザーの磨かれた感性に応えるために開発されたDENON高級オーディオシリーズです。

コストという制約を払拭し、「設計者がその時点で考えられる最高の技術、理想的な音質を具体化」完成させた製品(“Sensitive One” = 「感性に訴えかけるもの」)です。

このモデルでは、セパレートCDプレーヤーでありながらSTリンク(光)を使いDAC側のMaster Clock でトランスポートを制御できる「GEN LOCK」が搭載されました。ジッター制御の重要性を世に問う節目のモデルです。

DENON DP-S1

デジタル録音時に失われる音楽信号を再現するための技術は、録音現場の進化と並行しています。

1982年当初、最高の技術だった16bit録音も時代とともに20bit → 24bitに進化していき、再生側での再現技術の開発も現実味を帯びてきました。

ALPHA Processing は進化をつづけ、2004年には24bit拡張とサンプリング補間を実現した「Advanced AL24 Processing」へ、2008年 DCD-SXでは「Advanced AL32 Processing」を搭載、32bit拡張を実現しました。