こんにちは。
ジャストフレンズです。
実家の押し入れを開けた瞬間、少し埃をかぶった大きなアンプが目に入る。
「これ、まだ動くのかな……」
遺品整理や実家の片付けで、そんな場面に出くわした方は少なくないと思います。
重くて、場所を取って、正直どう扱えばいいか分からない。
でも、捨ててしまうには気が引ける。
なぜならそれは、かつて誰かが大切にしていた“時間”そのものだからです。
「父が若い頃、給料を貯めて買ったって言ってたな」
「休日になると、これで音楽を聴いていたな」
そう思い出した瞬間、単なる古い機械ではなくなります。
ただ同時に、こんな不安もよぎるはずです。
古すぎて、もう価値なんてないんじゃないか
動かないけど、買取してもらえるの?
リサイクルショップに持っていって安く買い叩かれないだろうか
この不安、実はとても自然なものです。
そこで、これから年末年始や、お盆などで実家で同じような光景に出会した際に、どのように考えていけば良いのかを記事にしました。
もし、あなたがそのようなことになった場合は是非参考にしていただけたらと思います。
目次
「古い=価値がない」は、大きな誤解です
オーディオの世界では、新しい=価値が高いとは限りません。
むしろ、一定の年代・メーカー・モデルは、今でも根強い人気があります。
理由はシンプルで、
今では作れない構造
当時ならではの音作り
現存数が減っている希少性
こうした要素が重なることで、年数が経つほど価値が上がる機種も存在するからです。
ただし問題は、「その価値を正しく見抜けるかどうか」。
ここが、遺品整理でオーディオを手放す際の最大の分かれ道になります。
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なぜ査定額に大きな差が出るのか
同じオーディオでも、
リサイクルショップ
総合買取店
オーディオ専門店
このどこに持ち込むかで、査定額が数倍以上違うことは珍しくありません。
理由は明確です。
総合買取店では「古い・重い・動作未確認=リスクが高い」と判断されがちです。
一方、専門店では
メーカーごとの評価
年代による音の特徴
修理・再販の可能性
こうした前提知識を持った上で査定します。
つまり、価値を見る視点そのものが違うのです。
動かなくても、傷があっても、諦めないでください
「電源が入らないんですけど…」
「傷やサビが結構あって…」
この相談、本当に多いです。
ですが、結論から言うと、それだけで価値がゼロになることはほぼありません。
オーディオは
パーツ単位で価値がある
修理前提で探している愛好家がいる
という、少し特殊な世界です。
「動かないから処分しよう」と決めてしまう前に、一度分かる人に見せる。
これだけで結果が大きく変わることがあります。
大切なのは「急いで決めないこと」
遺品整理は、どうしても気持ちが追いつかないまま進んでしまいがちです。
早く片付けなければ、という焦りもあるでしょう。
しかし、オーディオに関しては
型番をメモする
写真を撮る
専門店に相談する
この小さな一手間が、本当の価値につながります。
それは、金額の話だけではありません。
「ちゃんと見てもらえた」という納得感が、後悔を残さないからです。
ジャストフレンズが大切にしていること
ジャストフレンズでは、オーディオを「モノ」ではなく、背景のある存在として扱っています。
どんな時代の、どんな音作りなのか
どういう人に、次に引き継がれていくのか
修理・調整で、もう一度音を鳴らせるのか
そうした視点で、一台一台を見ています。
遺品整理で出てきたオーディオは、「売るか、捨てるか」の二択ではありません。
価値を理解し、次につなぐ。
その選択肢を、私たちは用意しています。
もし迷っているなら、「これ、どう思いますか?」その一言からで大丈夫です。
大切にされてきた音だからこそ、最後まで、丁寧に扱われるべきだと考えています。
「これは価値があるのか?」
「捨てる前に一度見てもらいたい」
そんな時は、お気軽にご相談ください。

