Electro-Voiceについて
Electro-Voice(エレクトロボイス)は、マイクロホン、アンプ、ラウドスピーカーなどのオーディオ機器のアメリカのメーカーで、プロオーディオや最近のカーオーディオの製造・販売を行う。Electro-Voiceは、1998年2月からTelex Communications Inc.の小区域として、小規模または大規模なコンサート会場、放送、礼拝堂、小売業で使用するための製品を販売しています。
エレクトロボイス(=EV)は、音波と電気信号を変換する音響機器、すなわちマイクロホンとスピーカ分野で多くの技術革新を成し遂げてきた先鋭的なメーカーであり、その製品は常に高い評価を得ています。1927年、アル・カーン(Al Kahn)とルー・バロウズ(Lou Burroughs)の2人が、インディアナ州サウスベンドに「ラジオ・エンジニアーズ」を創業しました。1930年に社名を「エレクトロボイス」とし、本格的にマイクロホン製造を開始しました。1934年、マイクロホンのためのハムバッキング・コイルを考案。この後、EVは今日まで数多くの特許によっても証明される新基準を、次々と確立し続けてきました。1954年、EVは、単一指向性マイクの近接効果(オンマイクのとき低音がブーストされる現象)を抑える「ヴァリアブルD(Variable-D)」技術を発表。1968年に発売されたRE20」は、この技術を応用したマイクとして余りにも有名となり、今日もレコーディング、ライブSR、DJ、放送など幅広い分野で活躍しています。1969年、ニール・アームストロングが月面に到着した際の有名な言葉を伝えたのもEVマイクでした。今日、欧米のTVニュース番組で標準のインタビューマイク「RE50」および「635A」をはじめ、音楽業界以外でも多数のプロ用製品を供給しています。1985年、EVは業界に先駆け、ネオディミウム磁石を使った「N/DYMシリーズ」を発表、その高出力と自然な音質は、従来のダイナミックマイクと一線を画する製品となりました。2001年、エントリーレベルの価格帯と、ワールドツアークラスの音質・耐久性を両立させた「Cobalt」シリーズを発売しています。エレクトロボイスのマイクロホン技術開発目標は、どのような場合にも妥協せず最高の音質を提供すること、ユーザーにとって心地良い使用感を達成すること、そして会社の伝統である高度な信頼性と技術サポートを維持してゆくことにあります。それは、創業時のまま、これからも変わることはありません。