Bass - Sam Jones
Drums - Art Blakey
Guitar - Kenny Burrell
Piano - Bobby Timmons (B1, B2), Duke Jordan (A1, A2)
Tenor Saxophone - Junior Cook (A1, A2), Tina Brooks (A1, A2)
Trumpet - Louis Smith (A1, A2)
《解説》
ブルーノートでは比較的デトロイト出身のミュージシャンをとりあげることが多いが、ケニー・バレルもモーター・シティから NY に来た代表的ミュージシャンのひとりである。本作はバレルのブルーノートにおける初期のセッションを集めたもので、曲によってメンバーが異なる。いずれも素晴らしい出来で、バレルの代表作といえるものであるが、中でもカルテットによる「ニューヨークの秋」とデューク・ジョーダンを含めたセッションの3曲はひときわ光彩を放っている。この当時バレルが既に、彼のギターの特徴であるブルース・フィーリングとソフィスティケーションの二面性を合わせ持ったスタイルを完成させていたことがわかる。 (小川 隆夫)