アーティスト |
KENNY DORHAM
ジャンル |
JAZZ
レーベル |
Blue Note /
MUSIC MATTERS
国 | 米盤
No | MMBST-84001 2LP/45RPM
状態 | ジャケット:New / 盤質:New 未開封・保存品
コンディション表記について
[レコードの送料・発送方法について]
2020年1月1日より西濃運輸の料金値上げに伴い、レコード購入時の送料・発送方法が変更になります。
お住まいの地域・購入枚数により最適な発送方法をご案内致します。
定形外郵便(全国一律) 500g 510円 1kg 710円 2kg 1040円 4kg 1350円
ヤマト運輸 80サイズ
料金表 ヤマトのみ配送日時、時間指定可能
2枚以上購入の場合、カートのシステム上送料の自動計算されませんので購入後、正しい送料を記載したご案内メールをお送りします。
(※沖縄県、離島は別途料金が発生致します。予めご了承下さいませ)
[LIST]
Disc 1
A1. Tune Up 5:43
A2. Asiatic Raes 5:55
B. Wonderful! Wonderful! 5:57
Disc 2
C. The Surrey With The Fringe On Top 6:30
D1. Blues For Philly Joe 6:42
D2. Namely You 3:18
[メンバー]
Bass - Doug Watkins
Drums - Philly Joe Jones
Piano - Wynton Kelly
Tenor Saxophone - Sonny Rollins
豪快ロリンズ本作の聴き所はこの三曲。「チューン・アップ」、「エイジアティック・レエズ」、「飾りについた四輪馬車」。マイルス作の「チューン・アップ」はロリンズらしいアップテンポな快速曲。前半は太くて伸びのある中低音でズッシリとしたプレイを進めていますが後半からはスタッカートの同一音をこれでもかと連発。俗に"モールス信号"と呼ばれる当時のロリンズの特徴的な奏法。
本作の直後にコンポラへ録音される『コンテンポラリー・リーダーズ』のB1「アイヴ・ファウンド・ア・ニュー・ベイビー」でも出現したこの奏法からはリスナーの興味を強引に引き寄せるある種の魔力を感じます。
「エイジアティック・レエズ」はケニー・ドーハム作の名曲「ロータス・ブロッサム(蓮の花)」と異名同曲。本家ドーハムのプレスティッジ盤『静かなるケニー』バージョンに匹敵するくらいの大名演。テーマの変拍子リズムがとにかく心地良い一曲。そこから4ビートへと移行するタイミングが何とも絶妙。ロリンズはここでもモールス信号を出しそうになりますが...結局出ず。出し惜しみ?残念。しかしフレージングの節々から滲み出る歌心に心打たれます。フィリーもお得意のシンバルワークが絶好調、ケリーも言うことなしに飛び跳ねてます。ダグもメリハリのある太いウォーキングで大音量聴きしたらきっと快感。
「飾りについた四輪馬車」はおなじみのスタンダードなのですが、この曲こそロリンズのアイデンティティーが最も露出した演奏。フィリーとロリンズで演奏が始まってケリーとダグが出てきそうで...結局出ず。若干肩すかしを喰らいますがじっくり聴くとこのデュオの演奏能力が何と高いことか。ベース無しでもリズムはキッチリ4ビートだしピアノが存在しなくても物足りない所か充分メロディック。どういった経緯でデュオを演ったのか気になりますが、きっと「やってみるか!」的発想だと推測されます。でもやってみたらこの高純度。当時のジャズメンってすんげぇなぁと今更ながら感心。