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Garrardの歴史

「201」ターンテーブルの誕生

1930年に登場した「201」ターンテーブル。1927年2月19日申請の英国特許284096号(1928年1月26日取得)の遠心ガヴァナー(回転軸まわりの錘の遠心力を利用して回転数を一定に保つ調速機)を活用した高性能ターンテーブルである。78回転専用機としてBBC(英国放送協会)をはじめ多くの放送局に納入されました。

「301」ターンテーブルの誕生

1954年に、ガラード社の名声を頂点にまで高めた高性能ターンテーブル「301」が登場しました。1952年申請の英国特許740982号「アイドラードライブ方式と速度切替機構」や、1944年申請の英国特許575069号「ベアリング・サスペンション機構」などに準拠して開発されたアイドラードライブ機で、33・1/3、45、78回転の3スピードに対応。エディカレントブレーキを利用した巧妙な構造による速度微調整も可能となった。

Garrard 301

Garrard Model 301

301の後継機「401」の登場

「301」の登場から約10年後の1965年に誕生したのが「401」である。後継機として開発されただけに前モデルを凌ぐ注目すべき特徴がある。その第一が、漏洩磁束対策の徹底でハイインピーダンスカートリッジとの組み合わせで生じやすい誘導ハム対策である。そのため、「401」のモーターハウジングは、「301」のアルミダイキャスト製から鋳鉄製に変更され、さらにモーター内部にも漏洩磁束を低減する対策が施されている。